5章 原稿執筆のきほん
スムーズなテープ起こしのコツ

POINT
- 登場人物の情報にひと通り目を通してから始めよう
- テープ起こしは、かならず時間がかかるもの。
それを見越した計画を立てよう

取材終わったー! 原稿書くぞー!

その前に、テープ起こしよ

うっ。苦手なんですよね、時間かかるし、地味だし…

じ、地味はともかく。
確かに時間のかかる作業だけど、効率的にできるコツを教えてあげるから、頑張って
テーマや参加者を知っておく
インタビューや座談会を行ったあと、原稿執筆!
…の前に待ち構えているのが、「テープ起こし」。
録音してきた音声データを、文字に書き起こしていく、いわば原稿執筆の準備にあたるフローです。
やっかいなのが、しょっちゅう音声を止めたり巻き戻したりして
なかなか進まない、根気のいる作業だということ。
たとえば1時間のインタビュー音声を文字にするのに、プロでも倍以上の時間がかかります。
そんな大変な作業の負担をなるべく減らし、効率よく進めるためのコツをご紹介します。
ところで、話される内容も、誰が登場するのかもわからないのと、
主題や話の流れ、話し手の所属や業務が把握できているのとでは、どちらがテープ起こしをしやすいと思いますか?
もちろん、後者ですよね。
事前情報をもっていることで、音声がスムーズに頭に入ってきて、聞き取りやすさという面でも効果があります。
また、複数の話し手が登場する場合は
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