社内報におけるユニバーサルデザインの考え方

POINT
- 「ユニバーサルデザイン」とは、誰もが使いやすく、わかりやすいこと
- 色づかいや文字の表現に、ユニバーサルデザインを取り入れてみよう

ユニバーサルデザインってなんですか?

道具や情報を、みんなが使いやすいように工夫することよ。

すてき~! …あ、もしかして、社内報も?

一人でも多くの人に楽しんでもらえるように、できることから始めてみたら?
使いやすく、わかりやすく、アクセスしやすく
ユニバーサルデザインという言葉、知っていますか?
これは1985年、アメリカの大学に勤務していた、建築家でプロダクトデザイナーでもあるロナルド・メイス氏が提唱した概念。
社会に生きる人々は文化、言語、年齢、ジェンダー、障害など、多様な“ちがい”を持っていますが、その誰にとっても使いやすい空間や、わかりやすい情報提供を目指そう!という考え方です。
そのうえでメイス氏は、次の7つを原則として掲げました。
・誰でも公平に使える
・使ううえで自由度が高い
・使い方が簡単で、すぐにわかる
・必要な情報がすぐに見つかる
・うっかりミスが危険に繋がらない
・身体への負担が少ない
・接近したり、利用するための十分なサイズとスペースがある
施設や製品、印刷物、Webサイトなど、概念の対象は、生活にかかわるすべてを含みます。
とても幅広い概念なので、ここでは、社内報に関連が深い2つのテーマについて考えてみましょう。
色づかい
世の中はカラフルな情報で溢れています。社内報も、フルカラーで発行していることが多いのではないでしょうか。
しかし、色の見え方には個人差があります。
色覚には複数のタイプがあり、特定の色を識別しづらかったり、明暗のみで判別したり、特徴はさまざまです。
また、年齢によって見えにくくなる色もあります。
見え方が異なっても、意図する情報を取得してもらうためには、どんな方法があるでしょうか。
【例1】組み合わせ
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