7章 デザインのきほん

社内報デザイン制作の基本フロー

POINT

  • デザインは、制作会社と連携して
    コミュニケーションを取りながら進めよう
  • 完成度を高めるためには、原稿の準備と整理が大切

この原稿で、デザイン制作お願いしまーす!

ふむふむ。………ん?
画面をじーっと見て、どうしたんです?

素敵なデザインがどうやって生まれるのか
一部始終を観察しようと思います!
お気になさらず!

いや気になるからやめて!
初校アップまでの数日間、ずっと見てるつもりか!?

制作の窓口は、なるべく一本化

デザイン制作においては、自社で用意した素材を外部の制作会社に渡してデザインしてもらう、いわゆる“外注”も多いと思います。
では、原稿、写真、ラフといった必要な素材だけを、ぽんと渡すだけで、よいものが仕上がるでしょうか?
外部の制作会社に依頼している範囲や、信頼関係にもよりますが、丸投げするだけでは意図したようにはなかなか進みません。
仕上がってみたら、イメージと違っていてやりなおし…なんてことになったら、お互いに大変です。
社内、社外ともに気持ちよく、かつスケジュールに沿ってスムーズに進むように、一連の流れを知っておきましょう。

外注の場合、制作会社の営業やディレクターといった人が窓口となり、メールや電話で校正のやりとりしていくことになります。
やりとりで気を付けたいのは、「この件はこの人」という役割を、事前に決めておくことです。
“船頭多くして、船山に上る”ということわざがありますよね。
指示したり受け取ったりする人が複数いたり、あるいは決定者が曖昧なまま進行すると収拾がつかず、間違いのもとになりかねません。
可能であれば、入稿やデザインをやりとりする担当者は、自社も制作会社もお互いに一人と決めておきましょう。
社内報の編集メンバーが複数名いる場合は、毎号の“編集長”を決めて、順番に回していくのもよいでしょう。

デザイン制作の流れ

社内報制作にかかわる全体のスケジュールについては、スケジュールに関する関連記事に詳しいので、参考にしてください。
ここでは、あくまでも「デザイン」に焦点を絞り、制作のフローを追っていきます。

そもそも、原稿はどうやって渡す?

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