社内報で使う用紙の選び方とおすすめ銘柄

POINT
- 社内報には文字を読むのに適した、マットコート紙がおすすめ
- 社内報のテイストに合わせて用紙を選ぶ
- 選ぶポイントは用紙の「色」や「厚さ」と「環境配慮」

社内報の交換をしているA社さんから最新号が届きました~!
・・・なんだかA社さんの社内報っておしゃれ感があるなぁ・・なんでだろ?デザインの差?

それは紙が違うから!紙が違うと雰囲気が変わる!

え?そんなに変わりますかねぇ。あっ、比べてみると質感とか厚さとかぜんぜん違う!

ちなみに私のイチオシはB社さんのこの紙なのよ。

先輩にも「推し」がいるんですね!
1.用紙の基礎知識① ~種類とそれぞれの特徴~
印刷物に使われる用紙は、数千種類あります。その中から用紙を選ぶのは大変!
そこで、社内報におすすめの紙と、紙を選ぶための基礎知識をお伝えします。
●社内報におすすめの紙
8~16ページくらい/冊子型/4色のフルカラー印刷の社内報であれば・・・
用紙の種類:マットコート紙
用紙の厚さ:90kg
がおすすめです。
大まかな理由としては、「マットコート紙」は、用紙の表面が艶消しされたマットな質感のため、光の反射が少なく文字を読むのに適しているためです。また、インキのノリがよく、細部までキレイに表現することができます。
「厚さ90kg」は、一般的なコピー用紙より少し厚めな紙となります。
とはいえ用紙は数千種類もあるため、基礎知識を把握したうえで、自社にとって最適と思える用紙を選びましょう。
ここから先は、用紙についてもう少し詳しく解説していきます。
1-1.用紙の種類
ペーパーレスといわれ始めてかなり経ちますが、私たちの生活の中には、まだまだ紙がたくさん存在しています。さまざまな紙の中でも、印刷用の紙についてここでは解説します。

印刷用紙は、
・紙の表面に塗料をぬった「塗工印刷用紙・微塗工印刷用紙」
・塗料をぬっていない「非塗工印刷用紙」
・その他の特別な加工をされた「特殊印刷用紙」
・複写伝票などに使われる「情報用紙」
などに分類されます。
表面に塗料を塗布した用紙は、平滑性が高くきれいな印刷が可能です。塗料が多い順にカレンダーなどに利用される「アート紙」、パンフレットや雑誌などに利用される「コート紙」、雑誌やチラシなどに利用される「軽量コート紙」とランクがあり、塗料が多いほうが値段は高くなります。
1-2.用紙の特徴
社内報では「コート紙」を使用する企業が一般的ですが、この「コート紙」の中でも分類があります。
●コート紙
ツルツル・ピカピカした用紙。表面が平滑で4色フルカラー印刷に適しています。
写真を大きく配置するような誌面に向いています。
●マットコート紙
コート紙の艶を消しマット感がある用紙。光の反射が少ないため、長時間見ても目が疲れにくく文字を読むことに適しています。4色フルカラー印刷に適しています。
上記以外で社内報に使われる紙もあります。
1-3.用紙の色
印刷用紙の大半は白い紙です。しかし、“白い紙”とひと言でいっても、クリーム色のような白もあれば、青っぽい白、グレーがかった白もあります。
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